東京の次に熱いアイドル市場がある名古屋。毎月どこかで2~3組ぐらいがデビューし、1~2組ぐらいが解散や活動休止をしていて(ヱンデを運営する筆者体感調べ)純成長していることは明らか。では、ファンの数も増えているかといえば「増えていない」というのが運営界隈での定説。
市場が拡大してファンが現状維持では、ファン獲得の競争が激化してアイドル運営が疲弊する未来しか見えてこない。希望に満ちた歌を届けているアイドルの運営側に希望が無いのだ。なんなら一般の人から見たらアイドル現場は不気味で信頼すら無いだろう。信頼の無い場所に気軽に行けるワケも無く、私たち運営は信頼の獲得から始めなければいけなかったのだ。
野菜の生産者が顔を出しているのは、信頼度がアップするかららしい…それなら名古屋アイドル現場の生産者も顔出ししてみてはどうだろうか?という実験的試みがNAGOYAIDOL-ENDEAVOR-(名古屋アイドルの努力)。運営、衣装さん、アイドル本人、PA、イベンターetc…「推し事」を支えている「仕事人」にフォーカスを当てていきます。
【運営のENDEAVOR】
運営。アイドルが突き進む道を先回りして整えるのが仕事な裏方。現場の主役はアイドルであり、いかに主役が気持ちよく進めるか常に頭を抱えている。 そんな、アイドル運営の知られざるENDEAVOR(努力)を紹介する連載第4回は「閃光アミュレット 運営の近藤さん」です。
* * *
▼閃光アミュレット
いつでも笑顔と楽しさと夢をお届けする4人組。
2020年3月7日デビュー
▼結成のきっかけ
アミュレットは皆さんのチームとは少し変わった運営形態です。
そもそもアイドルの知識がまったく無く、ほぼ聴いた事も無く、アイドルとは無縁な人間で…アイドルを運営するということを想像した事もありませんでした。
「私たちがアイドルを教えます!!」と言われるまでは・・・。
そんな自分の初めてのアイドルとの出会いは…姫乃さんです笑
閃光アミュレットのリーダーであり、アミュレットの発案者でもある姫乃は、自分がやってたギター教室に小学生の頃からお母さんと通っていて中学卒業まで一緒にギターを頑張ってました(実はかなり弾けます)。
姫乃が高校3年生のとき久しぶりにお母さんから連絡があったんです。
「今アイドル活動頑張ってるから楽曲制作とレコーディングをお願いしたい!」と(姫乃の前世ユニットです)。
そこで誘われて生まれて初めてアイドルライブを見に行きました。それが今もたくさんライブさせていただいてるご縁の深いDt.BLDさん!
長年名古屋で音楽活動してきたのにアイドル専用箱がある事も知らなくて、初めてのアイドル現場に圧倒され…でも、とても楽しかったことを今でも覚えています。なので、自分が初めてライブを見たアイドルは姫乃さんなんです笑
結局そのユニットは解散してしまったんですけど、姫乃が頑張って新しくメンバーを集めて!それが「閃光アミュレット」となりました!!
それからメンバーにアイドル曲をいろいろ教えてもらって、ひたすら勉強して頑張って1曲書きました。
最初は曲提供とレコーディングをお手伝いだけして、あとはみんな頑張ってね!という距離感だったのですが…しばらくして姫乃から「運営やってくれませんか?!」と提案があったんです。
このときハッキリと断りました。「アイドルのこと全く分かんないから、ちゃんとした人にお願いしてね!」と。
でも、自分の何に期待してくれたのかは今でも分からないけど「いや、コンドーさんが運営お願いします!私たちがアイドルを教えます!!」と力強く言ってもらえて。自分にとっても新しい挑戦だし、もしかしたら面白い事が始まるのかな?という期待とともにアイドル運営をすることを決心しました。
そこからはメンバーからアイドルの曲やグループを教えてもらう日々が始まりました。そして、アミュレットのお客さん達も本当に親切な人が多くて、不慣れな自分にいろいろ教えて手伝ってくれて“アイドルとお客さんが一緒になって運営を1から育てる”という、世にも不思議なグループが誕生したんです笑
それは今も変わらずで、ここに名を連ねる仲良くなった運営さん達にも本当にいろいろ教えてもらい、たくさん協力していただき、アミュレットは人と出会いに本当に恵まれたチームだと胸を張って言えます。
姫乃が探し集めてきたメンバーたちも個性豊かで、真面目で、面白くて本当に素敵な仲間たち。一つ一つ常に相談し合い、全員で前に向かって進んでおります!
▼運営以外は何をしている人なのか
職業はアコースティックギタリスト、ピアニスト、作詞作曲、小さなレコーディングスタジオ経営、ギター教室運営と多岐にわたります。
自身の音楽活動と並行してTVCMに多数作品提供。きっと皆さんの見た事あるCMもやってます。
子供の頃から難聴で大きな音を長時間に渡って聴き続けると重度の騒音性難聴になるリスクがあるためバンドができず。それでもロックバンドへの憧れが捨てきれなくてアコースティックギター1本でバンドサウンドの再現をする手法を苦労の上確立しました。
その演奏動画をYouTubeにアップしたところ、賛否両論ありましたが、たくさん再生して頂き!その収入を基に現在のスタジオを設立しています。
仲良くなった運営チームさん達がよくスタジオにレコーディングに来てくれて賑わっております!
▼所属メンバー紹介
☆成瀬姫乃-なるせひめの-(ひめのん)
アミュレットはこの人の行動力と情熱で生まれました。いつも明るく笑い、前向きで、そのエネルギーによって人を大きく変える力を持ってると思います。なにせ自分もその1人です。最年少でありながらいつもステージもステージ外でもまとめ役としての役割を果たしてくれて。声量は随一!その声と元気で、会場を1つにしてくれます。裏表のない真っ直ぐなところと可愛いさがファンの方々に愛されてるんだと思います。
☆陽野はるか-はるのはるか-(はるぽん)
アミュレットの中で唯一?の知的派。おだやかで繊細で一見クールでおとなしそうにも見えますが、本当にとても面白い人(はるぽんファンにとっては周知の事実)。表情は冷静ですが、常に今いる環境や人たちの中で面白い事を見つけたりしてて何やら楽しそうです。文章を書くのも上手で、実はアミュレット1番の人気曲「オリオン」の歌詞は、はるぽんが書いて送ってきた短い詩をもとに作った曲なんです。とても素敵な詩でした。
☆愛宮きき-あいみやきき-(きぃちゃん)
アミュレットの中で1番自分の感情に素直な人です。喜怒哀楽の表情が本当に豊かで、きーちゃんファンもそこが大好きなんだと思います。真面目でしっかりしてるところもたくさんあり、運営もよく怒られます。が、優しい一面もあってたくさん助けてもくれます。日替わりでいろんなきーちゃんと出会えるんです。曲の歌割りを作る時も「感情を一言で伝える!」って場面を歌ってもらう事が多いです。
☆爾来もみぃ-しらいもみぃ-(もぉちゃん)
アミュレットはよく「本当に面白いグループだね!」と言われますが…それはきっとこの人によるところが大きいです。アイドルをする前からの親友きぃちゃんとのやりとりは、本当にいつまでも見てられるし、ただただ面白い。そして、アミュレット衣装のほとんどがもーちゃんのデザインです。曲作りにも多くのアイデアを出してくれてます。彼女にはアーティスティックな一面もあって、柔らかい歌声で会場を包むバラードはとても素敵ですね。気分屋さんですが、常にムードメーカーです。
▼ここが難しい
気がつけばアミュレットは名古屋の中でもデビューから今まで脱退も新規加入も無い同一のメンバーグループとしては、活動歴が長いグループとなりました。
その中で、いろんな壁や困難な出来事もたくさんありましたが、そんなときはいつも今何が必要なのか、常に話を聞くように心努めました。
例えではありますが…
スシロー行きたい子
はま寿司行きたい子
くら寿司行きたい子
かっぱ寿司行きたい子
運転手は自分。
どこを選んでも誰かは傷つくし、不満が残るワケです。その選択決定をどうするのか?その伝え方をどうするのか?限られた時間の中でどう判断するのか?そんな場面の連続な気がします。
未だ答えは見えず悩んでおりますが、運営の都合で片付けるのでは無く、シッカリそれぞれの気持ちに向き合って考えたいと思ってます。ただ、それがとても難しい。
あと、楽曲作りもそれぞれ好みが違うメンバー達なので、毎回厳しいオーディション気分でグループLINEに提出してます笑
アミュレットの4人が輝けて、みんなが楽しめる作品作りに日々悩み挌闘中です。
▼ここを見て欲しい
アミュレットはなんと言っても!お客さんとの一体感が楽しいです!!!ぜひその中に入っていただき、一緒に楽しいライブを作りましょう!4人が全力で熱くロックしたり、想い込めてバラード歌ったり、楽しく可愛く踊ったり、いろんな世界観を一緒に共有してほしいです。
アミュレットの曲は、自分が作詞作曲、もう1人の運営スタッフのカトーがアレンジやデザインを担当してて完全に自社で制作をしています。なので、いったん完成した楽曲でもメンバーが気持ちが乗せやすい言葉使いやメロディに変えたり、歌ってみて気づいたところをすぐに修正したり、メンバーのアイデアをすぐに取り入れたり出来る柔軟さがあります。その柔軟さでより皆さんの心に届く作品作りができるところがアミュレットの強みだと思ってます。
▼忘れられないエピソード
…これはもぅ書ききれないほど。
チームとしても1人1人ともありますが「REIWA DESTINATION!」という曲をみんなで作り、初披露の生配信でお客さんの嬉しいコメントと、その時の「何か始まる!」ってワクワクと高揚感をよく覚えてます。
その気持ちは今も変わりません!
いろんな事情で、アイドルを続ける事が難しいとなった時期もありましたが、自分自身初めてファンなった閃光アミュレットなので!続けるために、皆と乗り越えるために、何度も話し合ったのも忘れられません。
▼名古屋のアイドルにどんな希望があるか
名古屋と言わず全てのアイドルがきっと誰かの特別な存在で、日々の仕事や様々な疲れや痛みを笑顔で忘れさせてくれる。難しく厳しい時代だからこそ、必要とされる存在だと思うので楽しく輝いてほしいです。
▼最新情報はこちらから
▼新規特典
通常の新規特典はやっておりませんが、特別に…
物販にお友達を連れてきて下さった方
写メ1枚無料!
連れてこられた新規様
チェキ1枚無料!
▼告知
2022年3月7日(月)名古屋クラブクアトロにて閃光アミュレット二周年記念ライブ決定!!
是非、お待ちしております!
<取材・文/ヱンデ運営 和田>
【運営のENDEAVOR】
運営。アイドルが突き進む道を先回りして整えるのが仕事な裏方。現場の主役はアイドルであり、いかに主役が気持ちよく進めるか常に頭を抱えている。 そんな、アイドル運営の知られざるENDEAVOR(努力)を紹介する連載第3回は「ひつじ三角形 運営の伊藤さん」です。
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▼ひつじ三角形
同調しない。戦わない。争わない。病まない。いやなら逃げればいい。でもルールは守る。可愛いものが好き。スイーツ食べたい。恋がしたい。人は人、私は私。個が集まれば「個性」になり、一人と一人が合わせれば「ひとつ」になる――――――。
ひつじ三角形が掲げる「メンタリズムアドレセンスロック」とは、思春期の様々な物理的に表せない感情を描いた楽曲と独自の世界観。
2021年9月にデビューし、普通のライブアイドルとは一線を画す世界観でステージパフォーマンスを展開中。
▼結成のきっかけ
話せば長くなるのですが、物心ついた時からTVっ子でした。特にアイドルが大好きでキャンディーズから始まってピンクレディー、松田聖子、堀ちえみ・・・中学生になる頃にはラジオ局やテレビ局に出待ちするようになっていてw高校生になるとメジャーなアイドルよりちょっと売れてないアイドル(当時B級アイドルと呼ばれていた)が好きになり、よりマニアック路線に進みました。その後はモー娘。から声優アイドルにハマって・・・そんなふうに子供の頃からずっとアイドルを好きだったので無意識に「こんなアイドルいたら売れるのに」って思うようになってたんです。
実は、今回の「ひつじ三角形」の結成でアイドルは3組目になります。
1組目は2004年。配信番組の立ち上げをきっかけに「ネットアイドル」を3人集め番組をスタート。その中の一人がアニソン・ゲームソングの歌手になりたいということから番組の企画でアイドルプロデューサーに。当時名古屋ではアイドルライブは無く、東京のライブに参加したり、自分で主催したCDも制作。その活動が認められ東京から声がかかり、パソコンゲーム(18禁)のOPや挿入歌、地上波アニメEDでメジャーデビューを果たすものの、方向性の違いにより2008年プロデューサーを降りることに。
その後は、この運営の経験を生かして、本業でもあるTV番組制作でアイドル番組の作家や進行などをやっていました。
2組目は2018年。当時通っていたコンカフェのキャストさんより「アイドルになりたい」と相談を受けたのがキッカケです。その相談が発展して「リュウさんがアイドル作ってよ」と言われ、1組目の活動が終わって10年という月日が経っていたのですが、あれよあれよとアイドル運営を再度やる事に。しかし、V系ロックアイドルとして活動するも2021年1月に活動休止。
そして、3組目が今手掛ける「ひつじ三角形」。2組目の活動が自分にとって目標半ばでの活動休止だったので、解散が決まった20年夏には「ひつじ三角形」のコンセプト、曲調、衣装、展開の仕方などを考えていました。21年2月よりメンバー募集を開始。募集の際に動画を作りましたが、それがかなりの応募者の心を動かすきっかけとなったみたいで約50人強もの応募が。4月には5名を選び、半年のレッスンを経て2021年9月23日にデビューしました。
▼運営以外は何をしている人なのか
高校卒業後、映像技術会社に入社。CMやPV、TV番組ロケ、中継等のカメラマン、音声、照明など撮影技術職として12年勤めた後、会社解散と共に30歳の時に独立。フリーランスとしてそれまで出来なかった仕事も開始し、アイドルプロデューサーを始めた事をきっかけにラジオ、イベントの仕事もできるようになりました。
今やってる仕事としては
【映像】TV/CM/配信系
カメラマン・録音・照明・カメラアシスタント(撮影の為の技術)
放送作家(番組のコンセプトや流れを作る人)
ディレクター(台本書いたり現場で演出、編集をする人)
制作(現場がスムーズにいく為の作業をする人)
【ラジオ】
ディレクター・放送作家・録音・編集
【イベント】
進行・舞台監督・企画など
こんな感じを運営以外の日にやってます。
とにかく、エンタメ業界はブラックならぬ、暗黒ですねwロケなんて“終わるまで”なので、朝5時集合の24時終了が5日間続くとか普通にありますし、大雨でも40度の真夏でも外でのロケは決行されますし、遠方という概念がないので沖縄・北海道・韓国日帰りもやりました。20時に終わったら「早かった」ってくらいには感覚が麻痺しててw編集作業がやっと終わったと思ったら、他の社員が出社してることだってあります。もちろん、お盆も正月もありませんね。
かといってギャランティは決して良くないですwじゃあなんでこんなキツイのに続けてるのか?きっと、好きなんです。どんなにキツくても演者に「お疲れ様」って言われたり、お客さんや視聴者からの「めちゃ楽しかった」という言葉だけで、やっててよかった!ってなっちゃいますね。そして、この同じ線上に「アイドル運営」もあると思います。
▼所属メンバー紹介
【のんちゃん】冬城希(ふゆきのぞみ)
メンバーの中で唯一の経験者。前のユニットで果たせなかった夢や想いが心残りで再度アイドルに。募集締め切り30分前の応募で見事合格を勝ち取った強運の持ち主でもあります。普段は大人しいのですが、いざステージに上がるとまさに「ステージ番長」。歌もダンスも全力なのが最大の魅力。とにかくアイドル活動への意欲と向上心が凄くて頼りになる存在です。
【じゅのさま】澄空樹音(すみそらじゅの)
オーディション時から「なんでこんな子が応募したんだろう?」ってずっと不思議な子でした。名古屋のどのアイドルにも当てはまらないタイプでまさに勝負をかけてセレクトした子です。でも、合格してからは卓越した自己プロデュース能力でSNSの発信力が凄まじいし、完全なドヲタクだしで驚くことばかりw声に独特の艶やかさがあり、歌も上手く、未経験のダンスも日に日にうまくなって、のんちゃんとはまた違ったステージ映えのする子です。
【こちちゃん】白羽こち(しらはこち)
169センチの高身長が武器。まだ若いのに一番どっしりと構えて物怖じせず、ステージでの存在感があります。見た目はおっとりで口数も少なくて感情もあまり激しい方では無いのですが、中身はすごくアイドルになれたことに喜びを感じている可愛い一面も。ダンスも歌もまだ未完成な感じですが、みんなで一緒に成長過程を見守ってほしいと思ってます。
【るゐちゃん】黒神るゐ(くろかみるい) https://twitter.com/rui_h2j3
デビュー直前の欠員により追加募集で合格したメンバー最年少。最初の頃は大人しかったのに時間が立つにつれてどんどん本性を表し、まさにヤンチャ娘ならぬガキ大将ですw天真爛漫で明るくて完全に「ひつじ三角形」の空気を変えました。見た目がもう完全にV系バンドマンかホストですが、実は頭がよくて素直でまっすぐな子です。アイドル初心者で途中参加となると相当なプレッシャーもあったと思いますが、毎回毎回のレッスンごとに成長していって最短でお披露目することが出来ました。きっと1年後にはひつじ三角形を代表するメンバーになっていると思います。
▼ここが難しい
2つあります。
1つ目は、メンバーのメンタル管理。10代と20代の女の子なので、まだまだ50代の運営(僕です)の言うことよりも自分の想いのほうが正しいと判断したり、隣の芝生が青く見えることも多く…その辺をちゃんと説明・納得してもらうことがなかなか難しいです。
2つ目は、ユニットの認知度を上げる事ですね。Vol.2の「めるあど」さんのようにいわゆる“王道なユニット”でファンのニーズを捉えた楽曲を展開するほうがより早くファンを増やすと思います。言うは易し、行うは難しで実践出来てるどんちゃん(めるあど運営)は凄い。僕は流行り廃りに関係なく“自分のやりたいことをやるタイプ”なので、作る物は商品ではなく「作品」感覚です。なかなか最初からファンがついてくれるものでは無いので、いきなりファンが!って感じでもないのですが、こればかりは続けて魅せていくしかないと思ってます。
▼ここを見て欲しい
とにかく、こだわりのステージを見て欲しいです。楽曲・歌詞・振り付け・衣装で世界観を作り上げています。
楽曲は、元メジャーV系バンドの方なのですが、「秘密蜜蜂」のように艶やかな懐かしいメロディーもあれば「【abyss】」のようにバリバリのロックチューンもありとにかく音楽ジャンルの幅も広くて聞き飽きないです。全曲同じ音楽プロデューサーに任せているのでブレることなく展開してます。
歌詞は、全曲に登場人物・背景を設定しその人物がどう思うのか、どう動くのか、言いそうなセリフなどを書きだして作詞家に送り作ってもらってます。すべての作詞さんが選ぶワードセンスが素晴らしいので歌詞だけ読んでもその世界観は伝わってきます。
振り付けは、二人の先生にお願いしてます。一人はアイドルの振り付けを多数手がける方でもう一人はうちだけしかやってない先生。全くタイプの違う先生ですが、どちらもひつじ三角形の楽曲のいい部分を引き出してくれて有難い限り。結構激しいのが多いですが、指先、手の角度、タイミングなど揃うように練習してます。
これだけのこだわりの「作品」なのですが、前記のようになかなかファンを取り組むことができてません。それはきっと難しい演劇や映画を1度だけ見ても分かりづらいのと同じだと思います。なにかのキッカケで2度、3度とステージを見たときに「あれ?この曲よく聞くといいなぁ」「あ、この歌詞の意味がわかった」「お、振り付け綺麗だな」ってきっとなるはず。そして「また見てみたい」って思っていただけたら嬉しいですね。
“芸は身を助ける”では無いですが「ひつじ三角形」はステージのパフォーマンスをどんどん磨いて行きます。時間はかかりますがきっといい「作品」になっていくことと信じて。
▼忘れられないエピソード
デビューまであと1か月と迫ったタイミングでメンバーの1人が辞めることになった時ですね。ここまで5か月、5曲、5人フォーメーションでレッスンを積んできたものが4人バージョンに変更。正直『無理かも』って心折れてたんですが、残ったメンバー4人が必死に覚えてくれたおかげでデビューすることが出来ました。もうその時は感謝しかなかったです。
あと、遠征はいつも楽しいです!東京・大阪のお客さんって名古屋とは違っていいものはいい!ってはっきりと言ってくれます。だから、東京大阪のお客さんから褒めてもらえるのはすごく嬉しいですね。
▼名古屋のアイドルにどんな希望があるか
コロナの影響で数多くのアイドルユニットがなくなり、そのぶん誕生もしました。しかし、前よりもジャンル(王道・ロック系)が偏った感があります。ファンの数は増えてない中、その母数をとりあうのでは無く、今までアイドルに興味がない人たちにも目を向けて貰えるようにしていくには、より広いジャンル展開や新しいコンテンツ、イベントを増やしていきたいし、コンセプトにこだわった「魅せる」ユニットが増えて欲しいです。
▼最新情報はこちらから(Twitterリンク貼る)
▼新規特典
うちって基本新規さんになにかってないのですが「WEB見てきました」って言ってもらえたら何かあげますw
<取材・文/ヱンデ運営 和田>
【運営のENDEAVOR】
運営。アイドルが突き進む道を先回りして整えるのが仕事な裏方。現場の主役はアイドルであり、いかに主役が気持ちよく進めるか常に頭を抱えている。
そんな、アイドル運営の知られざるENDEAVOR(努力)を紹介する連載第2回は「Melty adorable(めるあど)運営の内田さん」です。
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▼結成のきっかけ
自分は元々アイドルのヲタクをしていました。ライブは好きだから観に行くし、ヲタク仲間といろんな話をするのも楽しい。でも、チェキをあんまり撮ってなかったから推しメンにあまり貢献できてないなーってのが心のどこかにあって…「推し事」をするヲタクに向いていないってことにだんだんと気づき始めたんです。
アイドルが好きというより、アイドル現場が好きなんじゃないかと思い始めたときに今所属している「咲良姫花」の前世グループの卒業発表がありました。別に推しメンじゃなかったんだけど、挨拶に行って「もう、アイドルはやらないの?」って聞いたんですよ。そしたら「アイドルはやらないよ!でも、どんちゃん(内田のあだ名)がアイドルグループ作るなら入ろうかな!」って言ってくれて。冗談半分で会話したつもりだったんだけど、今思えばアイドル運営しようかなって本格的に思い始めたのはその時だったのかもしれません。
それからしばらく経って、この業界のことが好きだったのは確信していたし、少しでも業界に貢献したいと思ってアイドルグループを作る決意をしました。2021年2月にTwitterでメンバーを募集したところ、本当に咲良姫花がすぐ応募してきて。笑 面接、オーディションを経て、そこから更に色々あって4人でMelty adorableは8月28日にデビューしました。
▼運営以外は何をしている人なのか
普段は投資家として株の売買をしたりしてます。とは言っても、パソコンに張り付いてるわけでもないんですよ。何もしてない遊んでる人とか、串カツ屋さんでたこ焼きを焼いてる人だと思われてる可能性がありますね。株の運用って企業の将来性を見抜く力が必要なんですけど、Melty adorableを作る時にそこで培った力はちょっと役に立ったのかなって気はしてます。一応、他には某コンカフェの経営アドバイザーって肩書きがあったりしますし、知り合いが新たに立ち上げるアイドルグループを少しだけお手伝いしたりもしてますよ。
▼所属メンバー紹介
Melty adorableのメンバーは、東雲結愛、咲良姫花、橘いちか、柊木りの の4人。新たに研究生として 小森なの も加入しました。
【赤色担当】東雲結愛
面接、オーディションを見てきた中でこの子をグループの軸にしたいと考えてました。歌もとても上手く、向上心もとても高いですし、名古屋を代表するアイドルに育ってくれたらいいなと思ってます。交流会では割とマシンガントーク気味に自分から話してることが多い印象。
【水色担当】咲良姫花
Melty adorableの中では一番アイドル経験が豊富な彼女。歌声は力強いのに交流会でお話をすると甘い声になるギャップが特徴的で #ひめか甘やかし隊 っていうファンの方達も居るみたいです。最近グループ内でおバカキャラが定着してイジられることが多くなってきました。
【オレンジ色担当】橘いちか
ファンの人一人一人をすごく大切にしてる印象があります。いちかちゃんと交流したあとのファンの方って満足感が溢れてて(当社調べ)。今は学業との都合でなかなか平日のライブに出れないけれど、頑張ってますので応援してあげてほしいですね。
【ピンク色担当】柊木りの
4人の中ではファンの方との距離感は一番近いですね。本人は自覚症状があまりないみたいですが、立派な釣り師だと思いますよ。デビューした頃は列に人がいなくて寂しそうにしてることが多かったけど、今はファンの人が目に見えて増えてます。
▼ここが難しい
そもそも40手前のオジさんと若い女の子達じゃ考え方にズレがあるのは当然。そのギャップを埋めるのには苦労しますね。でもなんだかんだで僕の言うことを聞いてくれるので助かってます。
▼ここを見て欲しい
Melty adorableのウリは楽曲とメンバー間の仲の良さですかね。
楽曲に関しては、自分がヲタクしてた時の経験を活かして名古屋のヲタクに受けるかどうかというポイントを重点にオーダーしています。優秀な作家さんのおかげで(!)思い描いている楽曲がMelty adorableには揃いました。
メンバー間の仲の良さは、それぞれのメンバーがお互いの性格を尊重しあえてるのが大きいですね。それがお客さんにも伝わってて、それぞれ推しメンは居るんだけど「めるあど」っていうグループを好きになって推しメン以外の子にもお話ししにきてくれる方が多いです。
2022年は研究生の 小森なの もメンバーに加わる予定でパフォーマンス面でももっと向上させていきたいですし、夏の大型フェスに出演できるよう努力していきます!
▼忘れられないエピソード
実は、メンバー発表前に一度グループが崩壊しそうになって…結果的にそれを乗り越えたのが今の4人のメンバーで、それからメンバーの絆が深まったと思ってます(レコーディングした翌日に突然連絡が取れなくなった子がいたりして、今思い出してもゾッとしますねー)。
▼名古屋のアイドルにどんな希望があるか
最近特にですが、アイドルの数が増えてると思います。かと言ってファンの母数が増えてるわけではなく、アイドル運営同士が協力しあって楽しいことをして、地下アイドルというものに興味を持ってもらう必要はあると思いますね。今回のNAGOYA IDOL-ENDEAVOR-のようなコンテンツもそのきっかけになる可能性があると思うので、期待しております。
▼最新情報はこちらから
▼新規特典
公式アカウント、又は、メンバーのTwitterをフォロー&提示で新規無料チェキ券1枚配布!
<取材・文/ヱンデ運営 和田>
【運営のENDEAVOR】
運営。アイドルが突き進む道を先回りして整えるのが仕事な裏方。現場の主役はアイドルであり、いかに主役が気持ちよく進めるか常に頭を抱えている。
そんな、アイドル運営の知られざるENDEAVOR(努力)を紹介する連載第1回は「ヱンデ運営の和田さん」です。
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▼結成のきっかけ
2019年夏に私が総監修するパチンコゲーム『パチンコ魔剣戦士』に何組かアイドルを出演させたのが崎川みずき(後にこのパチンコ魔剣戦士PRのためにミスFLASH2020にエントリーしてグランプリとなるがこの段階では原石)と作曲家すえくん(アイドルのアフレコを独立したてのすえくんの事務所兼自宅で録って、友達がいないってんで後日2人で鳥貴族に行って仲良くなる)との出会い。この2人と出会ってなければ今のヱンデは無いワケなので、パチンコゲームを作ったからヱンデが出来たといっても過言では無い。
さらに時間が過ぎて、2020年末にすえくんから「東京にアイドル作りました!」って連絡に「名古屋でも作らんの?」って返信したら名古屋でも作ることになって、最初は私がメインマネージャーじゃなかったけど紆余曲折を経て・・・楽曲クオリティが圧倒的な作曲家すえくん×当時フリーの崎川みずき(グラビアアイドルの所属は私の会社でミスFLASH2020になってた)をアイドルとして起用すれば勝算はあるか・・・と、ヱンデはデビューします。
▼運営以外は何をしている人なのか
製造業の原価計算させたら愛知県で5本の指には入るであろう、その道のプロ(マジで)。原価計算→原価改善提案→運賃交渉提案→売価改訂提案etc・・・してる人。原価コンサルトって肩書の名刺がある。ウチの花形製品です!ってのがそんな儲かってなかったり、赤字だと思います・・・ってのが莫大な赤字だったり、現実を突きつける和田の会議はお通夜みたいになりがち。
100円のコーラが20円で作られてるのが分かったところで、売れなければ意味もなく、なんなら20円で作ったコーラを10,000円で売るのが商売。ここに必要なのがブランディングで、付加価値を釣り上げる物語を詰め込むお手伝いもする(パチンコ魔剣戦士だってグミの原価計算から発展したブランディング)。
今は、とある企業が来年の春先に販売する柔軟剤の原価計算とかブランディング戦略に携わってます。
▼所属メンバー紹介
ヱンデのメンバーは眠吏もえ、崎川みずき、宇兎つぐみ、美山梨花の4人。
①【近距離型可愛い】理性を沈める可愛さ眠吏もえ
恋人じゃないのにあんなに至近距離に顔が近づくのか・・・と見てても感心するほどのゼロ拍子でファンの懐に入る(ゼロ拍子とは、予備動作を感じさせず一気に距離を詰める武道の達人級な技。眠吏が暗殺者ならファンは気付かずに心臓貫かれてる)。
超至近距離に理性が「これは危ないヤツだ」と、回避行動をとる。が、気付いたら沼の中に理性は沈まって「なにこれ楽しい!!!!!」ってバグる人間を何人も見てきた。眠吏の半径30cmは必殺の間合いなのだ。
②【中距離型可愛い】プロの「あざと可愛い」が作れる崎川みずき
グラビア現場でも一緒に仕事をしているので、メンバーの中で1番付き合いが長い彼女。自分の可愛さと魅力を理解してのポージングでグラビア現場では180度カメラマンなんてのはザラ。ただ、そこに至るまでの体づくりとポージングの研究はストイックそのもので「なにがウケるのか」という理解と表現力は正に全国レベルだろう。それがアイドル現場で発揮されると、膨大な努力と研究から裏打ちされた「プロのあざと可愛い」を提供するのだ。安定の可愛さは、全方位をカバーできる中距離型と呼ぶに相応しい。
③【遠距離型可愛い】オタサーの姫でアイドル宇兎つぐみ
「好みのオンナ探してきます!」って他のアイドルの物販に並べるオタク(ちょろい)でDD(誰でも大好きの略で推しが∞に増える病気)なアイドル。ファンと推しのアイドルの可愛さを語れるけど、自身も実は推し側の人種という・・・オタサーの姫型な接客スタイルは、新規ファンとの接点が他のメンバーには無い範囲をカバーする遠距離といえる。
④【侵食型可愛い】幸薄スナックのママ美山梨花
アイドルなのに若々しく無いという矛盾を抱え、苦労が耐えないけど華やかな世界で戦っているスナックのママのような雰囲気がある。どこかしら報われないママは幸が薄く・・・そんなママとスナック「梨花」で打ち解けて相談とかにのってたら、いつのまにか常連になっているという遅効性の毒のような侵食型。
▼ここが難しい
衣装にどこまでこだわって良いのか分からない。自分は踊らないから可動域とかまで考えられないし、なんならアイドルの衣装ってある程度のトレンドが存在する。トレンドを取り入れるかどうかの判断も難しいし(いつまでの期間着るのか問題もある)メンバーが着てテンション上がらないと厳しい。ドン・キホーテで制服買ってきてヱンデのオリジナルワッペンつけたらもうソレ衣装になるんちゃうん?とすら思ってしまう。チェキの撮影がメイン収入源なんだから、毎月衣装変えてチェキ撮ったほうが楽しくない?って感覚なので、コスパと制作期間を考えると衣装風なものを購入してきてリメイクして衣装に仕立てて「今月の衣装です!」って・・・ダメなんかなーって時折悩んでいる。
▼ここを見て欲しい
ヱンデの強みは楽曲。入場用の曲すらカッコイイ。踊りについてはデビューから今まで納得したことが無いので、発展途上ということにします。2022年はステージパフォーマンスをThe地下アイドルから脱却したい。あとは4種類の可愛さを体験してくださいませ。
▼忘れられないエピソード
デビュー前日に私がブチ切れてメンバーと運営の溝が深まったところからスタート。正直、3ヶ月ぐらいで解散すると思っていた。
▼名古屋のアイドルにどんな希望があるか
名古屋のアイドル人口は確実に増えてきている。アイドルが増えているなら今までと違った切り口でPRするアイドルも出てくる可能性は高い。そこには期待するし、アイドル人口の増加は希望そのものだ。例えば・・・ポケモンカードの大会でバンバン名前を売ってそっちからファンを増やしたり。メンバー全員が大手美容室のカットモデルとして露出を増やしたり。何組かのアイドルで駅伝しても面白いだろうなぁ。アイドルを利用する人も出てきて市場が拡大してくれると最高。そもそもこのNAGOYA IDOL-ENDEAVOR-も「推し事」を支える「仕事人」にフォーカスしたビジネス記事で大人にシェアしてもらうのが目的。アイドルの無料コンテンツは、Showroom等での配信とYouTubeがあるが、それ以外で拡散見込みのある無料コンテンツは存在していない(気がする)。このサイト自体が希望でもある。
▼最新情報はこちらから
▼新規特典
メンバーのTwitterをフォロー&提示でチェキ券1枚無料、又は、2枚で1,000円!
気になった人は是非!